2024.09.19更新

近年、腸内細菌の解析が進歩している。人の腸管内には多種多様な腸内細菌が存在し、患者さんの代謝や生体の恒常性維持に需要な役割を持つ。

腸内細菌が糖尿病、肥満などの代謝性疾患や炎症性腸疾患などの病態に関与している。

腸管における免疫寛容を誘導することで動脈硬化が予防できることがわかり、

冠動脈疾患、心不全、心房細動、大動脈瘤などの循環器疾患に、特徴的な腸内細菌叢が明らかになった。

高安動脈炎、肺高血圧症など難病との関連性も叫ばれている。

腸内細菌叢と心血管疾患の研究はますます盛んになる。

投稿者: 大橋医院